ブラス・ファンタジー
スタッフTKのおすすめ 2020.6.30 Vol.38
草津A・SQUARE店/ミュージックサロンA・SQUARE
コロナの影響によりAスクエア全館休業中で自宅待機していた間、私はひたすら部屋の掃除をしていました。床が見えるほどの片付けをして、ずっと探していたCDやDVD、書籍などが沢山出てきました。その中から以前からオススメとして取り上げたかった作品を紹介します。今回はCDです。タイトルは、
「美少女戦士セーラームーン」ブラスファンタジー 品番:FMCC-5040
1994年9月リリースで、残念ながらすでに製造中止となっている1枚です。息の長いシリーズのうち、「S」が始まった頃に発売されました。私はセーラームーンは見てなかったのですが(セラムンの前番組で同じ『なかよし』連載の「きんぎょ注意報!」(BGMは神曲が豊富で必聴です)の方が好きでした)、“ブラスファンタジー”というタイトルに「ムーンライト伝説」や「タキシード・ミラージュ」などが吹奏楽、あるいは金管アンサンブル用に編曲されたCDだと思って購入しました。・・・が、聴いてビックリ、内容はなんとホーン・セクション バリバリのブラス・ロックやラテン・アレンジ、ディスコ調やジャジーな雰囲気などの、とにかくカッコいいアレンジ・アルバムだったのです。
曲は全9曲、1曲目が初代OPの「ムーンライト伝説」なのですが、メロディーが断片的に演奏されて、なかなか妖しいアレンジに仕上がっています。2曲目がアップテンポのラテン・アレンジによる「STAR LIGHTにキスして」(原曲はセーラージュピターが歌ってました)。キレキレのホーンセクションによるイントロのあと、Aメロのソロがなんとエレキ・ギター。このように“ブラス”ファンタジーと名乗ってながら、いくつかの曲は金管楽器でもサキソフォンでもない楽器がソロを担当し、「I am セーラームーン」ではフルート(曲の前半ではアルト・フルート!!)、そして今でも多くカバーされているエンディング・テーマ「乙女のポリシー」と「タキシード・ミラージュ」はハーモニカがソロを吹いています。この2曲はアレンジが素晴らしく、「乙女のポリシー」はとにかく爽やか、「タキシード・ミラージュ」はSAXとの二重奏で うっとりしてしまいます。この2曲だけでも是非聴いてほしいのですが…。
タイトルや品番で検索しても音源は見つからないでしょうが、このアルバムを今回のオススメとして紹介します。
2020.6.30 Vol.38
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